This Is The One! - innocent -

俺にとってのお気に入り(The One)を公開していくブログです。最近は目にしたものをどんどん書いていく形になっています。いっぱい書くからみんな読んでね。





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Drake 「Shot for Me」

JUGEMテーマ:洋楽歌詞・和訳










俺がいわゆる「モテのハウツー」的なものを見るのがけっこう好きなのは、そこには現代の人間生活を円滑に過ごす技術が含まれているように思えるからだ。
その中の、納得できる考え方の一つに以下のようなものがある。

オンナはたくさんいる。
誰か一人があなたのことを好きにならなかったからといって、気にかける必要はない。
「絶対にこのオンナじゃなければならない」などということはないから、ダメなものはダメと切り替えて、次のことを考えよう。
あなたが素直にふるまっていれば、そんなあなたを好きになってくれるオンナは必ずいるはずだ。
去っていくオンナは放っておいて、惹かれ合うオンナを見つけることに精を出したほうがいい。
「After a while girl they all seem the same」って、Drakeも「Marvin's Room」の中で言ってる。

たしかにその通りだと思う。
およそ人間の苦悩というものは、思い込みだとか偏見だとか自分勝手な期待というようなものにもとづいていると言っていい。
ものごとの現実のありさまだとか、何かの結果だとかをそのまま受け入れて、こだわりなく生きていくのが、穏やかでいられる術だ。



その通りだが、しかし、個人を尊重する現代生活においては、偏差を重視せざるをえないのもまた本当である。
どいつもこいつも大差なくて、宇宙的に見た人間というものは、人間から見た単細胞生物程度のものでしかなく、個体を一つ一つ取り上げてどうのこうの言うのは抱腹ものかもしれない。
それでもなお、現代生活をまともに営むのなら、個性やアイデンティティと向き合わざるをえない。

そのときに、個人の偏差を生む要素の基本的な柱の一つが、他人との出会いや、深い関わりなのだと思う。
どういう人と出会い、どういう人とかかわってきたかが、自分という人格を決定する主要な柱の一つである。
だから自分を大切にするということは、それらの人々を大切にするということでもある。



Drakeのような、時代に切り込む本物のクリエイターであるためには、個人としての自分の存在を強く意識しなければならない。
「今のこの俺をつくったのはお前だし、今のそのお前をつくったのは俺だろ」
「こんなふうにお互いを決定づけてきてしまった俺たちが、これからどうやって別々に生きていけばいいんだ?」
「今のお前は俺と一緒にいたからこそお前なんだよ」
「そこにこだわらなかったら、いったいどうやってまともに生きてくつもりなんだ?」


Drake、お前は詩人だよ。
お前の痛みは、現代人みんなの痛みだよ。


「I’m the man! Yeah I said it! Bitch I’m the man」のライン、これこそがまさに情報社会の並列化の中から立ち上がる個人の叫び声と同じ。
「俺だよ! それは俺だよ! 他の誰でもない、俺だよ!」
このブログのタイトル、「This Is the One」も同じであります。
「これだよ! 俺が欲しいのは、俺が感じてるのは、俺が夢中なのは、まさにこれなんだよ!」ということを、言えたらいいなと思って始めたことだし、今でもやっております。
愛で生きるのは、たぶん愚かだけど、もう少しぐらいは楽しませてよ。







Shot for Me
Drake


 [Verse 1]
I can see it in your eyes;
お前の目を見ればわかるよ

you’re angry
お前は怒ってるね

Regret got shit on what you’re feeling now
お前の今の感情の中で 後悔がクソみたいに居座ってる

Mad cause he ain’t like me
彼が俺みたいじゃないから怒ってる

Oh you mad cause nobody ever did it like me
お前が怒ってるのは 誰ひとりとして俺みたいにはしてくれないからだ

All the care I would take,
俺のするたくさんの気づかいや優しさのすべて
 
all the love that we made
俺たちのたくさんの愛やセックスのすべて

Now you’re trying to find somebody to replace what I gave to you
そしてお前は 俺があげたもののかわりになる誰かを見つけようとしてる

It’s a shame you didn’t keep it: Alicia, Katia
それを大事に持っておかなかったなんてバカげてるよ アリーシャ カティーヤ 

I know that you gon hear this:
このセリフを聞いてみろよ

I’m the man
俺がその男だぜ

Yeah I said it! Bitch I’m the man
そうなんだ! ビッチ、それは俺だろ

Don’t you forget it
忘れるなよ

The way you walk, that’s me
お前の歩き方 それは俺だ

The way you talk, that’s me
お前のしゃべり方 それは俺だ

The way you’ve got your hair up: did you forget that’s me?
お前の髪のかき上げ方 忘れたのか? それは俺だぜ

And the voice in your speaker right now: that’s me
お前のスピーカーから流れてる声 それは俺だ

And the voice in your ear : that’s me
そしてお前の耳の中で鳴ってる声 それは俺だ

Can’t you see that I made it? Yeah I made it
わからないのか? 俺がつくったんだ そうだ、俺がつくったんだ

First I made you who you are, then I made it
まず俺が お前は何者であるかをつくったんだ それから俺がつくったんだ

And you’re wasted with your ladies
そしてお前は友達どもと一緒にくだらないやつになってる

Yeah I’m the reason why you always getting faded
そう お前がいつも酔っぱらっちまう理由は 俺なんだぜ



[Hook]
Take a shot for me, ooooh
俺のためにワンショット空けろよ

Take a shot for me, ooooh
俺のためにワンショット空けろよ

Take a shot for me
俺のためにワンショット空けろよ

A shot for me
俺のための一杯

A shot for me
俺に捧げる一杯



[Verse 2]
Ok look: I’m honest
よしわかった聞いてくれ 正直になるよ

Girl I can’t lie: I miss you
ガール嘘は吐けない お前が恋しいよ

You and the music were the only things that I commit to
お前と音楽だけが俺の夢中になれたものだった

I never cheated, for the record, back when I was with you
ここではっきりさせとくけど お前と一緒にいたときに俺は浮気したことないぜ

But you believed in everything but me girl, I don’t get you
なのにお前は俺のことだけを信じてくれなかった ガール お前が理解できないよ

She says I know you changed, I never see you
彼女はこう言った 「あなたが変わったのはわかってる ちっともあなたに会えない

Cause you’re always busy doing things
いつもやることがあって忙しいから」

I really wish she had a different way of viewing things
彼女がもっと物事を違う角度から見られたらよかったのにな って思うよ

I think the city that we’re from just kinda ruined things
俺たちがそこから出てきた街が 悪かったんだとも思う

It’s such a small place: not much to do but talk and listen
とにかくちっぽけなところで しゃべったり聞いたりする以外にやることが無かった

The men are jealous and the women all in competition
オトコたちは嫉妬して オンナたちは全員で競い合ってる

And now your friends telling you stories that you often misinterpret
友達どもはお前に 誤解を生みやすい話を聞かせてる

And taint all your images of your “Mr. Perfect”
お前の持ってる「ミスターパーフェクト」のイメージを汚すことを

I could tell that you been crying all night, drinking all summer
お前が一晩中泣きとおしたのが俺にはわかるぜ ひと夏中飲みつづけたのも

Praying for your happiness, hope that you recover
「お前の幸せを祈ってる お前が立ち直れることを願ってる」

This is one I know you hated when you heard it
そんなことは お前は聞かされるのが嫌いだったってのもわかってる

And it’s worse because you know that I deserve it..
もっとサイアクなのは
俺がそれを言うのはおかしいことじゃないってのを お前もわかってるってことだよな



[Hook]



May your neighbours respect you
お前の周りの人間がお前を尊重しますように

Trouble neglect you, angels protect you
トラブルがお前を見過ごしますように 天使がお前を守りますように

And heaven accept you..
天国がお前を受けいれますように





 

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Drake 「Marvin's Room」


JUGEMテーマ:洋楽歌詞・和訳



この頃、感受性が高ぶってヤバい。
夕方に自転車に乗りながら、薄闇の中で、道端でドラム缶で木材を焼いているおっさん(ちょっと知っているおっさん)がいて、赤い炎が上がってた
その光景だけで泣きそうになってしまった。


おととい、街コンに行った。
女のコはかわいかったよ。
ほとんど恋した。
メールが来て、完全に恋した。
でも、それで終わり。
泣きそうだよ。


女のコたちはとてつもなくかわいくて、誰も俺に興味はなくて。
俺は俺の情動の持っていきどころもないから、こうして何かを書いたりしているのだけど。
俺はまぁそれなりにかっこよくて、それなりにセンスがよくて、それなりに話せる人だと思うんだけど。
ヘイ! どんなオトコが欲しい?!!
I'll become whatever you want me toだよ!!
That's my pleasureなんだよ!!

もっと謙虚になって、もっと自信を持たなければいけないのだろうか。
どこまで行けば俺は、俺は満足に人とかかわれるだろうか。
ラブリーガール、俺に愛させてくれ。
俺は、君に出会うまで、君を愛し、楽しませるためだけに、俺の趣味をつきつめておくよ。
俺は、濃密な俺になるよ。
お金も稼ぐ、体も鍛える、ピアノも練習するよ。

いつか、何もかもが単純になる日を待っている。



ロンハーの最後でノブコブ吉村が「クソみてぇな人生だな!」って叫んでたの、わかるよ。
吉村はすっごくいい感じで売れてるよ。
本当に、レギュラーなんかすぐに来るよ。
でもたぶん、そんなこと関係なくて、スタジオの真ん中で一人きりで「クソみてぇな人生だな!」って叫ぶんだ。
ちょっと前までどっこいどっこいだったはずのポン村上は見放されていって、吉村が売れていって、オンナもカネも寄ってきて、それでもきっと、「クソみてぇな人生だな!」って叫ぶのは吉村のほうだね。



昨日はFountains of Wayneについて書いて、「文句のつけどころのない」って書いた。
でも、それよりももっとすごくて、「文句のつけどころがない」だけじゃなくて、とびぬけた傑作級に俺の心を貫くものもある。
Drakeの音楽、特にアルバム『Take Care』はそれだ。

Drake、そんなにすごい音楽をつくるセンスと才能があって、世間に認められて売れて、それでもなお、そうなのか。
強く、強く支持するよ。



この「Marvin's Room」という曲は、かつてマーヴィン・ゲイが所有していたその名のスタジオでつくられたそうだ。
こんなに、俺たちの心を上手く捉えた音楽があるだろうか。
金持ちのアメリカ人のくせに。

「(Are you drunk right now?)」の音、声の響き、録音の感じとか、完璧すぎる。
そうだよ、こんな夜を、過ごしてきた。
和訳、どれぐらい合ってるのか自信ないけど。
「Rosy」も「XO」も、たぶんなんらかの酒のことでしょうね。

このビデオだと、DrakeのVerse 2が無いね。
アルバム版だと、入ってるけど。
このビデオのDrake、フラれてやんの。
気合い入れ直してもう一回行ったのに、またフラれてやんの。
ははっ。
笑ってごまかすけど、泣きそうになるよね。











[Woman on phone]

“Hello
「もしもし

Yeah I just walked in
うん、今ちょうど帰ったところ

Yeah I’m good you still working?
うん、私は相変わらず。そっちはまだ仕事中?

Tonight, right now?
今夜? 今から?

‘Did I go out?’ yeah, I went out
「出かけたか」って? えぇ、出かけたわ

I went, I went to a couple of clubs
出かけた クラブをいくつかね

I never went to bed
まだ寝てないの

Shit… wine or water
あぁもう! ワインか水

You should see someone about a cold drink
冷たいものを調達できる人に会いに行ってよ

I don’t know, I’m delirious… night”
さぁ? まとまらないわ そんな夜ね」



[Drake - Verse 1]

Cups of the Rosy
何杯かのロージー

Bitches in my old phone
俺の古い電話のビッチたち

I should call one and go home
電話を一つかけて 帰らなくちゃ

I’ve been in this club too long
このクラブに長くいすぎた

The woman that I would try
俺が声をかけたオンナは

Is happy with a good guy
いいオトコといて満足してたよ



But I’ve been drinking so much
でもずいぶん飲んだから

That I’ma call her anyway and say
なんにしろ彼女に電話して それで

“Fuck that nigga that you love so bad
「お前が思いっきり惚れてるそのブタ野郎にクソくらわしたいぜ

I know you still think about the times we had”
お前がまだ俺たちが過ごした時間のことを考えてるのはわかってるんだ」って言う

I say, “fuck that nigga that you think you found
「お前がつかまえたと思ってるそのブタ野郎にクソくらわしたいぜ

And since you picked up I know he’s not around”
お前がヤツを見つけたときから、ヤツはお前の周りにはいやしないんだぜ」って言う



(Are you drunk right now?)
(あなた酔ってるの?)



I’m just sayin’ you could do better
俺はただ お前はもっと上手くやれるはずだって言いたいんだ

Tell me have you heard that lately?
近ごろそんなことを聞いたことがあるかい?

I’m just sayin’ you could do better
俺はただ お前はもっと上手くやれるはずだって言いたいんだ

And I’ll start hatin’ only if you make me
お前がそうさせてくれるなら すぐにでも嫌いになるよ



[Drake - Verse 2]

Uh, cups of the XO
何杯かのXO

All my people been here
友達はみんなここにいる

I see all of her friends here
彼女の友達もみんなここにいるのが見える

Guess she don’t have the time to kick it no more
彼女にはもうここで過ごせる時間がないみたいだ

Flights in the morning
朝からのフライト

What you doing that's so important?
そんなに大事なことをやってるのか?

I’ve been drinking so much
すっかり飲みすぎてしまった

That I’ma call you anyway and say
だからなんにしろお前に電話して それで



“Fuck that nigga that you love so bad
「お前が思いっきり惚れてるそのブタ野郎にクソくらわしたいぜ

I know you still think about the times we had”
お前がまだ俺たちが過ごした時間のことを考えてるのはわかってるんだ」って言う

I say, “fuck that nigga that you think you found
「お前がつかまえたと思ってるそのブタ野郎にクソくらわしたいぜ

And since you picked up I know he’s not around”
お前がヤツを見つけたと思ってるときから、ヤツはお前の周りにはいやしないんだぜ」って言う



(Are you drunk right now?)
(あなた酔ってるの?)



I’m just sayin’ you could do better
俺はただ お前はもっと上手くやれるはずだって言いたいんだ

Tell me have you heard that lately?
近ごろそんなことを言ったヤツがいたかい?

I’m just sayin’ you could do better
俺はただ お前はもっと上手くやれるはずだって言いたいんだ

And I’ll start hatin’ only if you make me
お前がそうさせてくれるなら すぐにでも嫌いになるよ



I think I’m addicted to naked pictures
たぶん俺は裸の写真に夢中になり過ぎてるんだな

And sittin talkin’ ’bout bitches that we almost had
あとちょっとのところで逃したビッチたちについて
座り込んでしゃべるのに夢中になり過ぎだ

I don’t think I’m concious of making monsters
俺が引き受けた女をモンスターに変えてるつもりなんてないと思う

Outta the women that I sponsor til it all goes bad
何もかも上手くいかなくなるまで 気づかない

But shit it’s all good
でもまぁそれはどうでもいいんだ

We threw a party, yeh we threw a party
俺たちはパーティを開いた パーティを開いた

Bitches came over, yeh, we threw a party
ビッチたちが来た パーティを開いた

I was just calling cause they were just leaving
ヤツらはちょうど出かけるところだったから 俺は電話をかけただけだった

Talk to me please, don’t have much to believe in
頼むよ、俺に話しかけてくれ 信じるほどのものじゃないけどな

I need you right now, are you down to listen to me?
今お前が必要なんだ 俺のことを聞いてくれるか?

Too many drinks have been given to me
手わたされるドリンクが多すぎた

I got some women that's living off me
俺に頼って生きるオンナが何人かいるんだ

Paid for their flights and hotels I’m ashamed
恥ずかしい話だが そいつらのフライト代やホテル代を払った

Bet that you know them, I won’t say no names
そいつらのことを知ってるはずだぜ 名前は言わないけど

After a while girl they all seem the same
しばらくすると 女のコたちはみんな同じに見えてくる

I’ve had sex four times this week, I’ll explain
俺は今週4回セックスした 説明させてくれ

Having a hard time adjusting to fame
困難な時期だったんだ 名声に慣れるのは

Sprite in that mixture, I’ve been talking crazy girl
そのミックスの中のスプライト イかれた女のコと話してた

I’m lucky that you picked up
お前が見つけてくれたのはラッキーだった

Lucky that you stayed on
お前がいてくれたのはラッキーだった

I need someone to put this weight on
この重荷を乗せられる人が必要なんだ




[Drake and Woman on phone]

“Well I’m sorry” – [Drake]
「あぁ わるかったよ」

“Are you drunk right now?” – [Woman]
「あなた酔ってるの?」



I’m just sayin’ you could do better
俺はただ お前はもっと上手くやれるはずだって言いたいんだ

Tell me have you heard that lately?
近ごろそんなことを聞いたことがあるかい?

I’m just sayin’ you could do better
俺はただ お前はもっと上手くやれるはずだって言いたいんだ

And I’ll start hatin’ only if you make me
お前がそうさせてくれるなら すぐにでも嫌いになるよ



[Drake on phone]

“You’re not going to come?”
「来ないのか?」

“Guess I’m bout to just kick it here then…”
「たぶんここらへんで時間つぶしてるから、そしたら…」



Just throw up while I hold your hair back
髪を持っててやるから さっさと吐いちまえよ

Her white friend said “you niggas crazy”
彼女の白人の友達が「ニガーってイかれてるわね」って言った

I hope no-one heard that
誰も聞いてなかったことを願うよ

I hope no-one heard that
誰も聞いてなかったことを願うよ

Cause if they did, we gon be in some trouble
もし聞かれてたら 厄介なことになるからな






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Fountains of Wayne

JUGEMテーマ:音楽









前回が℃-uteだったが、どうもこのブログにはニッチな趣味を上げるクセがついてしまっている気がする。
本当に好きなもので埋め尽くしたい気持ちもあるのだが、それはなんだか照れくさいというか。
ただ、後から見て、自分の趣味はこんなものではなかったはずだと思ってしまいそうなので、もうちょっと真っ当に好きなものについてもサラッと紹介していけたらいいと思う。
サラッと紹介するのは、数をこなすため。


Fountains of Wayneというバンドは、昔からの俺のお気に入りだ。
西海岸ぽいが、ニューヨークで結成されたバンドで、俺が中学の時の大ヒットソング「Stacy's Mom」で俺も知ったクチである。


なんだかんだとまぁいろんな人がいろんなバンドをやったりポップソングを作っているわけだが、そういう数多のポップミュージックのど真ん中に投げる実力があるバンドだと思う。
いいメロディと、わかりやすいアレンジと、日常を切り取る歌詞。
「Someone To Love」のビデオを今回俺は初めて見たのだが、なんだかすごく感心してしまった。
ポップミュージックをやる身として、たくさんの人間が生活することを助けるというか、応援する覚悟が決まっている。
俺がバンドをやるなら、こういう、まっすぐなバンドをやりたいと思う。
それにはセンスが必要なわけだが。

現代文明に、現代社会にそこまで寄り添うからこそ、ほんのちょっとした風刺も効果を発する。
ラストシーンで寂しいままに、薄い壁を挟んで向かい合いながら孤独に苦しんでいる姿は、私有制にもとづいた貨幣主義の現代文明を風刺しているかのようだ。


エルヴィス・コステロ風なバンドの容姿も玄人っぽくておしゃれだし、否定しどころのないバンドだなぁと思う。




 
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Alicia Keys 「Girl on Fire」 

JUGEMテーマ:洋楽歌詞・和訳









夕刻に家に帰ると、まず何かしら食べながらテレビをつけるというのが俺の習慣である。
スポーツチャンネルでラグビーやサッカーなどを見たり、映画チャンネルで映画を断片的に見たり。
今日はMTVでEMA 2012の放送をやっていたから見ていたのだけど、そこでAlicia Keysがパフォーマンスを披露していた。
「あー、アリシア久しぶりに見るなぁ。しっかし見た目の変わらん人だけど、こんなでかいステージ映えするようなパフォーマンスする人だったかなぁ。」とか思ってたら、すっげぇ迫力のライブパフォーマンスでしたよ。
しかも、円熟というか、磨き上げられた大人のセンスでつくられた一個の完成品というか、「カッコイイ!」というステージ。
まぁその直前にCarly Rae Jepsenの「Call Me Maybe」のパフォーマンス、とにかく若者の数と勢いで勝負!っていう感じのステージを見ていたからそう思うのかもしれないけど。
一定のリズムで腰に響くドラムの上で、アリシアがピアノ弾きながら「This girl is on FIREaaaaah!!」って叫ぶときに、天井から火花がブァーって落ちてくるところは、アリーナごと燃えちゃうんじゃないかっていうぐらいの火が持つ単純なスリルと、アリシアの歌(声と歌詞)の張りつめ方が混ざり合って、目も意識も体も全部引っ張り込まれてそのままどこかへ連れ去っていくかのような迫力があった。
それは常に瞬間を創造するライブステージだから味わうことのできる先鋭化された「今」という刹那にどこまでも突っ込んでいく、そういうスリルと絶頂感のあるパフォーマンスだった。


とはいえ、俺は特にアリシアのファンというわけでもない。
歌の内容までちゃんとわかって聞いてるのは、「No One」ぐらいかな。
あと、「Empire State of Mind」、アリシアの曲じゃないけど。



で、気になったからPCで「New Day」と「Girl on Fire」のビデオを見たんだけど、すごいね。
特にやっぱり「Girl on Fire」が気になっちゃって、ビデオも歌も曲もすごい迫力持ってんなぁと感じ入ってしまいましたよ。

まずビデオね。
こんなにも曲と調和して、歌の世界を違う角度から見せてくれるビデオなんて、曲とMVの理想的な関係だと思う。
なんとなく聞いてるだけでは、歌詞の半分ぐらいしか俺はわからなかったんだけど、ビデオがあるので歌の世界がスッと入ってきた。
Nick Minajはほぼ完全に「お客さん」になっているから、いないほうがいいかな。

歌詞のほうは、


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Girl on Fire
Alicia Keys


She's just a girl, and she's on fire
彼女はただの女の子 そして火につつまれている

Hotter than a fantasy, longer like a highway
思い描く幻想よりもホット ハイウェイみたいにどこまでも伸びる

She's living in a world, and it's on fire
彼女はある世界に住んでいて そこは燃えている

Feeling the catastrophe, but she knows she can fly away
破局を感じながら でも彼女は空を飛んで逃げ出せるとわかっている



Oh, she got both feet on the ground
彼女は両足を地面につけ

And she's burning it down
それを燃やし尽くしている

Oh, she got her head in the clouds
彼女は頭を雲に突っ込み 空想の中

And she's not backing down
そしてもう引き返さない



This girl is on fire
この女の子は燃えている

This girl is on fire
この女の子は火につつまれている

She's walking on fire
彼女は火の上を歩いている

This girl is on fire
この女の子は燃えている



Looks like a girl, but she's a flame
女の子みたいに見えるけど 彼女は炎

So bright, she can burn your eyes
とてもまぶしくて あなたの目を焼いてしまう

Better look the other way
見て見ぬふりをしたほうがいい

You can try but you'll never forget her name
忘れようとしても あなたは彼女の名前を忘れられないでしょう

She's on top of the world
彼女は世界の頂にいる

Hottest of the hottest girls say
ホットな女の子たちの中でも一番ホットな女の子が言う



Oh, we got our feet on the ground
私たちは両足を地面につけている

And we're burning it down
そしてそれを燃やし尽くしている

Oh, got our head in the clouds
私たちは頭を雲に突っ込み 空想の中

And we're not coming down
そしてもう引き返さない



This girl is on fire
この女の子は燃えている

This girl is on fire
この女の子は火につつまれている

She's walking on fire
彼女は火の上を歩いている

This girl is on fire
この女の子は燃えている



Everybody stands, as she goes by
彼女が通るとき 誰もが立ち上がる

Cause they can see the flame that's in her eyes
彼女の目の中の炎が見えるから

Watch her when she's lighting up the night
彼女が夜を照らすのを目撃するから

Nobody knows that she's a lonely girl
彼女がひとりぼっちの女の子だということは 誰も知らない

And it's a lonely world
この世界は孤独な世界

But she gon' let it burn, baby, burn, baby
でも彼女はそれを燃やしてしまう ベイビー 燃やしてしまうの



This girl is on fire
この女の子は燃えている

This girl is on fire
この女の子は火につつまれている

She's walking on fire
彼女は火の上を歩いている

This girl is on fire
この女の子は燃えている


Oh, oh, oh...


She's just a girl, and she's on fire
彼女はただの女の子 そして炎につつまれている

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この世界で女性の置かれた位置の厳しさ、悲しさ。
そんな中でも、一人ひとりの女の子は、とてつもない強さを秘めている。
男のように、この世界で誰かを屈服させるだけの力ではない、強さを。

ビデオでわからなかったのは、散らかった部屋を魔法であっという間に片づけてしまうところ。
あれはいったい何だろう。
片づけは、誰かがやらなければならないことだけど。
金を稼いで外注すればいい、ということであれば、それは男の論理だ。
誰かが必ずやらなければならないことでも、男はそれをやろうとはしない。
そんなことがあるとは気づいてもいない。
もっと別の、何かもっと大事なことをやっているかのように思い込んでいる。
誰にも見えないところで部屋を片付けているとき、女は独自の魔法を使っているということだろうか。


しかしまぁ、こういう歌を聞いてビデオを見ると、いつかこの世界から男はほんとに不要なものになるんじゃないかという気がしてくるね。
男は男なりの賢さがあって愚かさがあって、それは女性とのかかわりの中で、お互いにとって不可欠なものではあるんだろうけど。
日本では、椎名林檎がそういうことをしてるんですかね、よく知らないですけど。
いつもアメリカから学ぶ、というところに、俺の特徴があるような気がするけども。
まぁ現代の日本に生きるということは、多かれ少なかれそういうことですね。
なんにせよ、ここが冷たく寂しい無愛想な世界だというのなら、それをそのまま受け取るだけでなく、いくらか変えていくことも不可能ではない、ということを教えてくれるのが20世紀後半のアメリカの歴史だった。
命を、燃やそう。




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My Morning Jacket 2012-03-29 @ SHIBUYA-AX

マイ・モーニング・ジャケット
Pヴァイン・レコード

JUGEMテーマ:音楽
 

SHIBUYA-AXでMy Morning Jacketのライヴを見た。
名古屋公演が中止になったので不安に思っていたけども、ヴォーカルの調子も問題ないようで安心した。
全体の感想をざっくり言ってしまえば、「きっとすごいだろうと思っていたけど、思っていたよりも、すごかった」。
ただ、それゆえの限界も感じたのだけど。


予定よりも10分ほど遅れてバンドはステージに登場したとき、フロントマンはサンプラー(っていうの?あれ)を首から提げて、なにやらSFじみた格好がキマっていた。
そのいでたちに象徴されるように、音を電気で増幅して歪ませて効果をかけて重ねまくるっていう手法が、まずはこのバンドの主な武器。
プロレスラーみたいなドラマーがたたき出すド迫力ドラムに乗っかって、ギュインギュインに攻めてくるわけです。
もう爆音、爆音。
とにかくでかい音を鳴らしたいっていうのはバンドを始める一つの初期衝動なんだろうと思うけど、このバンドはいろんなところに、そういう「初期」への忠実さを感じさせる。
あれだけのジャムバンドっぽさを持っていながらも、ヴァースとコーラスの構成や、3分から5分の尺という、ポップソングの形式をほとんど壊さないところとか。
ライヴで"Move on Up"とかを普通にカヴァーしちゃうところとか。(今回も日本人ホーン部隊がいたから、やるかと思った)

今やバンドとしては完全にそれを会得していて、数多のアマチュアバンドたちが近づけない境地に達していると思う。
だからこそ、限界を感じる。
もはや極めた、と。


バンドを始めるような若いときに抱く理想や衝動って、歳を重ねればどうしても幼稚に感じられる。
あれだけの知性とセンスをもった人たちだから、それを推敲しながらこれだけのバンドをつくってこれたけど、あれだけの知性とセンスをもった人たちだから、遠からずそれには飽きるんじゃないか。
「このバンドの主な“武器”」という言葉を上で使ったけれど、歌詞の世界に比べて、音はあまりにも攻撃的だ。
爆音のハードロックの精神性は、攻撃性や支配欲にもとづいている部分があると思う。
攻撃性や支配欲を、他者とのコミュニケーションの俎上にのせるには、それなりの様式を伴う必要がある。
このバンドが彼らなりの音の様式を持っているかといえば、そうは思えないのだ。
わりとシンプルに歌を聞かせるようなときであっても。
すごかったけど、何か新しくて素晴らしいものに出会ったという感覚はなかった。


このバンドはライヴ音源に対してかなり寛容な考え方を持っていて、録音も公開もほとんど制限しない。
実際、ナマで見る彼らは、ライヴ音源で聞くよりも格段に迫力があった。
ネット経由の情報には絶対に負けないライヴを常にしているに違いない。
ただ、ロックバンドの定型としては図抜けた実力者ではあるけども、かなり極めてしまった感がぬぐえない。
俺にとって今回のライヴは期待していたよりもずっとすごかったけど、ロックにもう一度目覚めるということはなかった。
むしろロックの攻撃性になんの魅力も感じなかったことで、かつての自分との距離を知った気がした。



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