This Is The One! - innocent -

俺にとってのお気に入り(The One)を公開していくブログです。最近は目にしたものをどんどん書いていく形になっています。いっぱい書くからみんな読んでね。


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『モンスター』

評価:
パティ・ジェンキンス
コメント:モンスター

JUGEMテーマ:映画

たぶん、生まれて初めて、見るのがつらすぎて テレビの電源を切った。
ちょうど1時間ぐらいのところで、今の俺にはこの先を受け止められないと思った。

それではいけないと思いおこし、最も痛い=最も見なければならないものから目をそらしてはいけないと言い聞かせ、1分で心を立て直してテレビをつけた。
そして、おぼろに想像していたよりも、さらに少しななめ上を行くつらさで幕を閉じた。

最後のあのセリフ。
あのセリフを口に出さないために、きっとみんな頑張ってる。
頑張りかたはどうであれ、経験から学んでその手につかんだと信じる、ボロボロの信念を胸に隠して。
だから口に出し、行動に表してしまった人間は、徹底的な排除をされる。
俺が何よりも恐れているのは、あのセリフを吐いてしまうことなのかもしれない。
その結果に待ち受けている排除が恐いのではなくて、自分という人間がそうなってしまったということがつらくてたまらないだろう。


彼女にとって世界があんなにも過酷なものになってしまったのは、彼女のせいでもあるが、全面的に彼女の非というわけでもない。
それはどんな物事でもそういうものであって、ある者だけが全面的に間違ったということはありえない。
そういう足下の危うい世界で我々は生きているのだ、ということは日本ではもう少し自覚されていいと思う。
殺人事件などがおこるたびに、自分とは遠くの出来事で全くの無関係だと思い込んでいるように自分勝手な意見が氾濫することは、恐いことだと常々思っている。
犯罪歴のない一人ひとりの「善良な」市民たちは、決してイノセントな存在というわけではない。

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posted by kach 19:41comments(0)trackbacks(0)





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