This Is The One! - innocent -

俺にとってのお気に入り(The One)を公開していくブログです。最近は目にしたものをどんどん書いていく形になっています。いっぱい書くからみんな読んでね。


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Leona Lewis 『The Labyrinth Tour: Live at the O2』


JUGEMテーマ:音楽


以前は、何か強烈な感情の動きだとか発見があったときは、それを映画の脚本だとか小説のプロットだとか、何かしらの創作物にもっていこうと試行錯誤していた。
今日ハタと気づいたのだが、それをもうブログに上げてしまえばいいのではないかと。

その選択、脚本に仕上げるかブログに上げるか、という決断に人生観が出ると思う。
それを「創作物」に仕上げていこうというのは、感情や発見と精一杯に向き合うということだけを意味するのではない。
仕上げていく過程で出会うことになるだろう、新たな感情や発見、それに人々との関係の中で、人生が動いていくことを期待するものでもある。
インディペンデントの創作活動のみをやっている(いた)俺のような人にとって、何かを作るという作業は人生の大切な一要素という以上の意味はほとんど持たない。
ただただ俺の人生のために、何かを作るという行為はある。
別の言い方をすれば、作品に向かって生きることによって、作品から多大なるものを受け取るのである。

翻って、その源泉となる感情や発見をブログに上げてしまおうというのは、映画によって成り立つような、そんな生き方をやめることに近づく。
ブログを小さな作品と考えるならば、映画を撮ることに比べればその労力は格段に小さくてすむ。
そのような方向への転換を選ぼうとしている、今の俺の心境を少し細かく観察してみると、強い感情や発見にこだわるばかりの生き方をやめようとしているのではないか、という説が挙がる。
感情や発見にこだわって、もの思いに深く、深く沈みこんでいくような生活態度からの脱却を目指しているのではないか、と。
つまり端的に言って、身体を、流れにゆだねてみようか、という気持ちになっているのかもしれない。
前回の記事のつづきで言えば、観察者に徹しよう、と。

実は、これらの二つの決断に、本来的な違いなど無い。
観察しない創作者がいるとは思えないし、観察者に徹しようと思うのも人生のことを考えてのことである。
違いは無いが、その上で、どのような方向を大切にしていきたいか、というところが人生観と呼ばれるものであろう。
今の俺はただ、俺の作品からよりも、「みんな」から学びたいと望むのである。
そしてどんな人でも、学んだことの発表、何かを作る行為は、毎日の生活の中でやっている。
日記を書くことかもしれない、twitterにつぶやくことかもしれない、仕事上の細かなことかもしれない、誰かのことを思うことかもしれない、言葉を発することかもしれない、息をすることかもしれない。
脚本を書きたいという望みの成就はブログに任せて、プロットを立てること以外の行為を俺はしたいのだろう。

 

図書館からの帰り道(いつもこれだな;)、Leona Lewisのライヴアルバムを聞いていて、「あぁこういうことだよなぁ」と思った。
"Happy"の歌詞は以前にも紹介したけれど、欲しくて欲しくてたまらないものがあるならば、それに向かって思い切り飛び込むことを微塵も恐れはしないし、一瞬たりとも躊躇しないのだ。
それがどれほど「リスク」が高いことだろうとも。
世界はあなたを見捨て、無慈悲に、一瞥もくれずにあなたを殺すかもしれない。
しかし、ただ一つだけ、あなたにとって大切なものがたった一つだけこの世にあるとしたら、その輝きに向けて世界の端っこから飛び出すことをためらうだろうか。
輝きに触れることなく、誰にも知られずに暗闇に消えてしまうかもしれないにしても。

ファーストアルバムの一曲目であり代表曲"Bleeding Love"と、セカンドアルバムの同じ位置にあるリードシングル"Happy"の間をつなぐのに、"Run"ほど適切な曲はないだろう。
Bleeding Love"と"Happy""が共通して持つのは、人生を素晴らしいものにしたい、ハッピーなものにしたいという強烈な欲求と、それに向かって跳躍していくエネルギーである。
"Bleeding Love"でその圧倒的な憧れの対象をついに見つけた主人公は、"Happy"で猛然と駆け出していく。
"Bleeding Love"で目覚めた感動から、"Happy"で恐怖から完全に自由になった躍動感へと向かって、Leona Lewisの歌声の迫力が盛り上げて盛り上げていく。
そして、間を"Run"がつなぐことによって描きだされるのは、強烈な瞬間というのは自分だけで作り出せるものでなければ、流れに任せているだけで生まれるものでもない、ということだ。
呼びかけに応えて、思いっきり手を伸ばすことによって初めて、「生きる」ということが完成するのだ。
「あなた」が「私」の愛をほとばしらせた。
「私」は「あなた」に向けて愛を放つだろう。
そして「Happy」に向けて駆け出し、全力で跳躍するのだ。
それが、「生きる」ということだ。


ライブアルバムとして評価するなら、Leona Lewisの歌唱力は超人的で抜群の迫力をほこるが、観客とのコミュニケーションがまだ未熟かな、という印象だ。
ミック・ジャガーやブルース・スプリングスティーンやボノやロビー・ウィリアムズなど、超人的なエンターテイナーに学んでほしいものだ。
"Better in Time"の「アーア〜ア」なんて、シングアロングするのにピッタリなはずなのになぁ。
オーディエンスが一番歌ってるのが"Run"だから、曲の浸透度っていう課題はあるのかもしれないけど、歌唱力と曲の良さは文句なしだから、魅せ方にこだわってほしいね。
超絶な高音域はともかく、観客をブッ飛ばすような歌声の使い方にはなってない気もするし。
そしたらぜひ、俺もライブ行きたい。


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posted by kach 19:15comments(0)trackbacks(0)





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