This Is The One! - innocent -俺にとってのお気に入り(The One)を公開していくブログです。最近は目にしたものをどんどん書いていく形になっています。いっぱい書くからみんな読んでね。
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いや〜、今日は実はクリスマスなんだね〜。 今日はいつもよりちょっと人出の多い吉祥寺を、俺はいつも通りに徘徊して終わり。 なんもないクリスマスってのも久しぶりで、なかなかクリスマス気分にはなれないな。 そんな中で昨日マンガを買った。 マンガ買うの久しぶりだったんだけど、なかなかの当たりだった。 ソラニン 1 (1) 浅野 いにお 今は昔に比べて青年期が延びてるって言われてて、一般的に30歳ぐらいまで青年期にあたるらしい。 つまり大人になるまでの過渡期が長いわけだ。 昔よりも選択肢が多様化してる、ってことも一因にあるみたいね。 だから「自分はこれでいいのか。別の生き方があるんじゃないか」っていう悩みが大きくなる。 さらに今は社会が閉塞的で、未来に単純な希望を抱けない時代だから一層悩みは深い。 こないだ「ある子供」っていう映画を劇場で観たんだけど、その映画の主題はそれと似たようなところにあったみたいで、監督もいろんなインタビューでそういうことを言ってた。 大人になりきれない若者が多い、とも言ってた。 これはベルギーの映画だけど、ベルギーやヨーロッパだけじゃなくて、先進国に共通して見られる問題らしい。 このマンガは日本のそんな悩める若者をとてもうまく描いてると思う。 本気で何かをやることからちょっとずつ逃げてたら、いつのまにかいい歳になってしまっていた男の子。 普通にOLやってるのが嫌になって辞めたんだけど、その後になにをやればいいのかわからない女の子。 そんなカップルを中心に、現状を変えようと、見えない理想をつかもうと、確かなものを探そうと、先が見えない中であがく若者が描かれています。 なんて書くとめちゃくちゃ悩んで、なんか暗い感じのマンガみたいだけど、そうじゃなくて、けっこう軽い感じでギャグもかなりいっぱいあって、キャラもみんな普通に明るいどこにでもいそうな若者たちです。 随所に織り交ぜられるゆるいギャグはかなり笑えるし。 そう、いっぱい悩むんだけど全体的に明るくてゆるいし、ゆるいんだけど息苦しさは伝わってくる。 まるで他人事みたいに書いてきたけど、俺もそんな世代の思いっきり渦中なわけだし、これからのことを考えると悩んじゃうのは同じだから、かなり共感できました。 仕事ってやらなきゃいけないのはわかるけど、だからといって普通に会社勤めしていつの間にか中年になってる、なんていうのは絶対イヤだし。 そんなこと言ってもずっとフリーターでいるわけにもいかないし。 人生とか社会との関わりとか、どんな世代にも通じる普遍的な悩みと、今の若者にしかわからない悩みと、このマンガには両方あると思った。 俺ものんびりしてたらすぐに二十代の中盤になっちゃうんだろうなぁ。 そしたらどうするよ? 30歳なんてなっちゃったら、人生終わりとしか思えないよ。 やっぱ永遠の18歳でいたいなぁ。 でも、不可能だから悩ましいんだよね。 そんなことばっかり言ってると、ダルデンヌ兄弟に怒られんのかな。
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この記事に対するコメント
浅野いにお氏の「素晴らしい世界」って漫画持ってますよ。めっちゃいいっす…!
1組の誰かさんです。堀さんあたりと仲いい人です。いきなりすいません;(つい勢いで…)
jam | 2005/12/28 11:19 PM
いやいや、謝ることは一つもないけども。 「素晴らしい世界」って聞いたことあるよ。 けっこう評判良かったし、今度読んでみよっかなぁ…
kach | 2005/12/29 5:29 PM
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ソラニン 1 (1)
浅野 いにお
浅野氏ヤンサンで連載。これは希有。
連載作品でも相変わらずの空気感。20代を生きる人間の空気を圧縮してマンガにしたような作品だ。まさに真骨頂。
堪らなかった。熱かった。痛かった。衝撃のラスト、マンガ的、映画的な展開では
群青日和 | 2006/01/08 11:41 PM
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