This Is The One! - innocent -俺にとってのお気に入り(The One)を公開していくブログです。最近は目にしたものをどんどん書いていく形になっています。いっぱい書くからみんな読んでね。
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群れて生きる人間というものを、突き放して悲しく眺める。 感触として、自主映画が持つ雰囲気に近いものを感じた。 街の遠景のカットがところどころに連続して挿入されたり、静止画がフラッシュバックしたり。 (物語の中での役割として)「障害者を特別扱いしない」というところが、安全なところにとどまらなくて、少し野心的で良いと思う。 あの役どころが身体障害を抱えている必然性って、実はそこまで大きくない。 抱えていなければこの物語が成り立たないのも事実だけど、別に障害を持ってなくてもこのテーマを描くことは不可能ではないと思うのだ。 もちろん、この映画では身体障害者という存在を巧みに「利用する」ことによって、成功しているのだけれども。 別に身体障害者を出さなくても描くことは不可能じゃない、でもこの映画では身体障害者を出して描くことによって成功した。 それだけのことで、その意味で「障害者を特別扱いしない」。 それは子供を「利用」したり、老人を「利用」したりするのと同列だ。 ホテルの中での馬鹿でかいCGの魚がやたらと恐ろしくて、どこか暗示的だ。 あのグロテスクな魚に象徴されるように、鑑賞者を気持ちいいだけではいさせてくれない点が良い。上野樹里は画面上でめちゃ汚いし。 あんな魚出されたら、せっかくジョゼが語ってても何も聞こえてこないや。 悲しいまでの人間同士の距離の遠さが、そのままポンと放り出される。 距離の近い関係が、一つも出てこない。 お婆が死んだあと、恒夫に対してドアを開いた時点で、すでに覚悟を決めていたジョゼが一番悲しい。 ![]()
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