This Is The One! - innocent -俺にとってのお気に入り(The One)を公開していくブログです。最近は目にしたものをどんどん書いていく形になっています。いっぱい書くからみんな読んでね。
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日曜日の夜から月曜日の夜にかけて、俺は絶望状態に陥っていました。 希望がガラガラと音をたてて目の前で崩れ去るような気がした。 もう大丈夫ですけどね。 何があったかというと、まぁつまり身体のことです。 土曜日に保育園の友だちと夜を徹して飲んだのですが、まぁとりあえず直接の原因はそれ、ということになるでしょうか。 飲み会もいろいろあったりして、最近ちょっと無理してたので、それだけが原因というわけではないですが。 体力的にちょっと辛かったようです。 で、日曜日にめっちゃ喉が渇いて、かなり大量の水分を補給しました。 それにも関わらず、尿がほとんど出ないのです。 これはヤバイ、ヤバすぎる、と。 知ってる人もたくさんいるとは思いますが、俺は昨年の5月から一ヶ月ほど入院しました。 病名は「急性糸球体腎炎」。 腎臓の病気です。 腎臓といえば、体内の毒素を濾過し、尿を作る器官です。 だから、たくさん飲んだのに尿が出てこない、というのは腎臓に何かしらの問題がある、と考えられます。 それに気付いたときの俺の恐怖といえば、とても筆舌には尽くしがたいものがあります。 バイトの終わりのほうにそのことに気付いたのですが、家に帰ってからすぐに寝込みました。 体重を計ってみたら増えていました。 これも症状の一つです。 そして病気について考えたとき、悔しくて悔しくてたまらなかった。 これから大学生活初めての夏に向けて、楽しいことやりたいことたくさんあるのに、それらが全て不可能になってしまった。 それどころか、このまま入院するとなると前期の単位すら危ないじゃないか、と。 退院した後も、しばらくは一般生活にかなりの制限がかかる。 運動制限も解けて、夏から本格的に始めていこうと思っていたレフェリーに向けての活動もずっとできない。 それどころか、もしかしたら人工透析を受けなくちゃならなくなるかもしれなくて。 そうなったら毎週数回病院に通い、数時間の透析治療を受けなくてはならない。 それは一生続く。 昨年の6月に退院してから1年間かけて積み上げてきたものが、全て崩れ去った。 思い描いていたこれからの生活は全て不可能なものになった。 そう思った。 目の前が真っ暗になる気持ちだった。 あんな夜は、もう二度とないと思ってたのに。 で、月曜日は体はめっちゃダルいし気持ち悪いし、学校に行こうかどうか悩みました。 でも、もしかしたらこれが最後になるかもしれないと思い、行きました。 Coldplayの1stと森田童子だけが、絶望した俺に聴ける音楽でした。 学校についたら、後で見たくなるかもしれない、と思い、いろいろなところで携帯で写真をとりました。 バス停から見上げたところとか、図書館前の通りとか、誰もいないホールとか。 風景が悲しくて、とても美しく見えました。 こんなに世界は美しいのに、楽しみと刺激に満ちてるのに、これから病院に閉じこめられて何週間もいなければならないのか、と思うとちょっと涙が出そうになった。 帰り道では、子供を見るたびに、なんだかその人生に思いを馳せてしまって。 子供たちもなんだか他の世界のもののように美しく見えた。 なんだか、とても長い一日だった。 で、結局、月曜日の昼過ぎからやっとまともに尿が出始めて、今はダルさも消えて、もう心配なさそうです。 腎臓が悪いと体内に毒素が溜まるので、やたらとダルいんですね。 去年入院した直前はその状態で無理やり部活やってて、「あと数日遅れてたら生命の保障は無かった」と医者に言われました。 生きててよかった。 で、思うわけです。 健康というのはなにものにも代え難いほど大切なものだ、と。 俺の今の生活も、思い描く未来も、全て健康が土台にあります。 そんなこと知ってたはずなのに。 去年の入院生活で思い知ったはずなのに。 朝から晩まで均一の気温に保たれた室内で同じ風景を見続け、ベットに横たわりながら、今ごろは俺の事なんて忘れて「普通の」生活をしているだろう友だちに思いを馳せたり。 窓から見える街並みに、そこで生活する人々の、可能性に満ちた人生を考えたり。 そんな日々がたまらなく悲しかったから、健康を何よりも大切にしようと思った。 それなのに。 人は悲しいぐらいに忘れていく生き物です。 もう忘れないようにしたい。 無理はしない。 毎日自分に言い聞かせます。 みなさんも健康を充分に大事にして下さいね。 自分は大丈夫だ、なんて誰にも言えないものです。 明日の保障はどこにもない。 生命の儚さにはため息がでます。 だからこそ、俺は思うわけですよ。 今生きてることに感謝したい、と。 俺はとりあえず当面の健康はどうやら大丈夫そうで、家族もそれなりに健康で過ごしてて、大学に行けるほど恵まれた環境にある。 これ以上何を望むのか、と。 あとは、俺が何をするかの問題。 俺の内的な問題です。 外的な条件は満たされている。 それに感謝しながら、俺は何をなすのか、と。 っていうかそれ以前に、生きているというそれだけで、全てを超えるくらいに、もうけもんだと思います。 -- Sweetness Follows R.E.M. Readying to bury your father and your mother, what did you think when you lost another? I used to wonder why did you bother, distanced from one, blind to the other? Listen here my sister and my brother what would you care if you lost the other? I always wonder why did we bother, distanced from one, deaf to the other. Oh, oh, but sweetness follows It's these little things, they can pull you under. Live your life filled with joy and wonder. I always knew this altogether thunder was lost in our little lives. Oh, oh, but sweetness follows. Oh, oh, but sweetness follows. It's these little things, they can pull you under. Live your life filled with joy and thunder. Yeah, yeah we were altogether lost in our little lives. Oh. Oh. Ah. Oh, oh, but sweetness follows. Oh, oh, but sweetness follows. -- Sweetness Follows R.E.M. 父親と母親を埋葬しようとしている人よ 他の誰かを失ったとき何を考えたかい? なぜ君が思い悩むんだろうと 僕はかつて思っていた なぜそのことから引き離され 他人のことを見ないんだろうと 兄弟姉妹よ 聞いてくれ もしお互いを失ったら何を気にする? なぜ僕達は思い悩むんだろうと 僕はいつも思っている なぜそのことから引き離され 他人のことを聞かないんだろうと ああ でもね その後に残るのは美しさなんだ これらの細かな出来事は 君を引きずり込むこともありうるけど 喜びと驚きに満ちた人生を生きるんだ これらの刺激はだいたいいつも 僕らの平凡な生活の中に失われてしまうから ああ 最後には優しさを感じるよ ああ 後から残るのは美しさなんだ -- ちょっと自分で訳してみたりして。 mixiやってるみなさん、ごめんなさい。 でも、この文章はみんなに読んでもらいたくて。
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