This Is The One! - innocent -俺にとってのお気に入り(The One)を公開していくブログです。最近は目にしたものをどんどん書いていく形になっています。いっぱい書くからみんな読んでね。
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JUGEMテーマ:SF小説 ル・グウィン以外のSFでこんなに感動したのは初めて。 まずタイトルがとても良い。 (ちなみにこのタイトルを初めて知ったのは、『トップをねらえ2』の最終話だったが) クリス・マーティンがクラフトワークのリフを拝借するときに吐いたセリフ、「まったく、これを自分が先に思いつかなかったなんて!」、という気持ち。 そして「人生」というものに少しでも思いをめぐらす人ならば、これはぜひとも読んでもらいたい。 「わたしがめざしているのは歓喜の極致なのか、それとも苦痛の極致なのか? わたしは最大と最小のどちらを成就するのだろうか?」(p.279、ハヤカワ文庫) ヴァン・モリソンについて書いた日記でも少し触れたとおり、俺が目指すのはその両方であり、それは実は表裏一体なのだろうと思う。 この小説を読んで、かつて俺が勝手に天から得た啓示を思い出す。 「この先、何が起ころうと、何をしようと、俺は間違わないのだろう。」 誰かの人生に(そしてあなたの人生に)よりそい、本当の意味での「癒し(healing、それは常に心地よいとは限らない)」をもたらすことのできる作品であろう。 ちなみに今、何度目かに読む森巣博の本を並読しているのだが、曰く、「人は、何かの“ために”行動するから間違う。」 読んでる間はずっと作者は女性だと思っていたのだが、最後の解説で男性であることが判明。 ちょっと考えれば「テッド」で男であろうという推測もできたのに、なんだかちょっとショックだった。 たぶんあれですね、「ハリー・ポッター」のチョウ・チャンのイメージのせいかな、と思う。
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