This Is The One! - innocent -俺にとってのお気に入り(The One)を公開していくブログです。最近は目にしたものをどんどん書いていく形になっています。いっぱい書くからみんな読んでね。
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こうすけ編 その1 Get the Knack The Knack まぁ、一発屋と言ってかまわないだろうね。 一発屋のご多聞に漏れず、ポップでキャッチーな曲ですわ。 ご機嫌でノリの良いポップロック。 気に入ってくるんじゃないかな。 こうすけ編 その2 ベスト・オブ・ベイ・シティ・ローラーズ Bay City Rollers '70年代に一世を風靡したアイドル的ロックバンド。 日本国内でも大変な人気を誇ったようで。 とにかく親しみやすくて、好きにならずにいられないような曲で満ちている。 '70年代的ポップを象徴するようなバンドなのではないかな。 しっかりとルーツをふまえた「グッドな」曲なので、オールディーズへの入り口にも。 あと、カヴァー曲が多いので、人に語るときなどは注意しましょう。 正確には、こうすけにあげたのはこのレコードではない。 こうすけ編 その3 Shout! Shout! Rocky Sharpe & the Replays '50年代〜'60年代のポップの音楽スタイルの一つである「ドゥ・ワップ」を'70年代〜'80年代に復活させたグループ。 '70年代的なポップセンスでやっているので、快感側が強調されてとにかく楽しくて親しみやすい。 本来のドゥ・ワップとはちょっと違うことに注意。 アマゾンでの状況から見るに、日本での知名度はかなり低そうだ。 正確には、こうすけにあげたのはこのレコードではない。 こうすけ編 その4 Dressed to Kill Kiss なんていうか、ラストの"Rock and Roll All Nite"に尽きるのではないかと思う。 他の曲は、ちょっととっつきにくいかもしれないな。 Kissというのは、実はブルースベースのきちんとしたロックンロールをやっているのだが、その中であれだけのキャッチーな曲をたくさん書いているというのはすごいことだと思う。 これを聴いてほかのも聴いてみたくなったら言ってください。 こうすけ編 その5 STAND BY ME :Original Motion Picture Soundtrack 映画もとても有名だが、これは素晴らしいサントラだ。 '50年代のヒット曲が満載で、(大嫌いな言葉だが)「古き良き」アメリカンポップスというものを知らしめてくれる。 その入り口としても最適。 こうすけにはもっと'60年代が合うのかなぁ、とも思うが、今回は俺に趣味に走らせてもらって'70年代を中心に攻めてみた。 とりあえず、こうすけは初期ビートルズを聴けば間違いないと思うよ。 舞さん編 その1 HOURGLASS Fayray これは素晴らしい音楽だ。 日本語のポップソングとしては、Akeboshi以来の衝撃。 1曲目のピアノでびっくりした。 音楽的な素養もたっぷりに、「自分の奏でている音」をしっかり知っている人だと思う。 YUIがこの歳になったときに果たしてこの境地にたどり着けるだろうか。 見守りたいところである。(俺はYUIの実力についてまだ判断できていない) 歌詞は、恋愛が基本。 そこまで特別な歌詞だと思わないけど、この音楽の上だと説得力を感じてしまうのは不思議なものだ。 とにかく、大した人である。 舞さん編 2 ぼくたちの失敗~森田童子ベストコレクション~(CCCD) 森田童子 前から聴いて欲しいと言っていた、森田童子。 っていうか、痛みを感じる全ての人に聴いて欲しい。 前回の記事で、俺のダウナーな面を見せてしまった。 あれは、俺のどうしようもない辛い気持ちのバランスをとるために書かずにいられなかった、と今日言ったが、俺はそれを良しとしない。 そのような辛い気持ちになったのなら、その気持ちと徹底的に向き合うべきであり、その結果として自分というものをもっと深く知ることができるのだ。 そこでラクな方向に逃げてしまうことは、貴重な機会をみすみす逃すことになる。 そうやって逃げていては、いつまでもそのまま辛いままである。 そのようにして、自己と徹底的に向き合い、人間の抱える根源的な孤独=”永遠の孤独”を知り、見つめることで真の救いに一歩近づくことができると思う。 生きている間に「真の救い」にたどり着けるのかどうかは知らないが。 しかし、それを求めていくことにこそ意味があるのだと思うし、逃げてばかりいたらなんかいつのまにか中途半端に歳をとって、そのままなぁなぁに生きていくことにもなってしまうかもしれないじゃない。 俺はそんなので後悔したくない。 そのような時に逃げてしまいそうになったら、逃げるかわりに聴いて欲しいのが森田童子。 できれば何も聴かないでじっくり埋没するに越したことはないんだけど、それはあまりにも辛すぎることも知っている。 そこで安易な逃げ(友達に電話とかブログに殴り書きとか)を選択するよりは、森田童子を聴いてみるのはいかがですか。 辛すぎず、でも自分の辛さを見つめる方向に持っていってくれるんじゃないかな。 繰り返すけど、できれば聴かないで辛さと向き合うに越したことはないんだけど。 もう一つの用法として、夜に一人で部屋の隅っことかベッドの上とかにうずくまり、明かりを落としてヘッドフォンで森田童子を聴く。 これをやると、自分の孤独と向き合う方向に導かれることができます。 これはオススメ。 是非やってもらいたい。 一音一音から激しい痛みと孤独を感じ取ることができると思う。 そのようにして、痛みを知り、それと向き合い、孤独を見つめることで、あなたという人間はいっそう深まり、素敵で魅力的で誠実な人間に近づいていくことができるんだと思う。 真の「大人」とはそういう人間のことを指すのではないかと思う。 俺はそういう人が好きだし、そういう人ばかりになれば世の中は良い方向に回ると思う。 痛みと向き合っている人間は、他人に対して寛容になれるし、本当の意味で優しいと思う。 それは馴れ合いとか、薄っぺらな優しさでなく。 俺はそういう人間になりたいと思う。 舞さんは常々、自分が好きになれない、とか、自分の人生に迷っている、とか悩んでいると思う。 自分が生きていること、自分の今の生活、命というもの。 "Life"というものに大きな疑問を抱えているのなら、自分というものを深く見つめる必要があるでしょう。 難しい言葉で言えば、実存への問いかけ、ということになります。 是非、素敵な「大人」になってもらいたい。 あーあ、偉そうに語っちまったが、俺だってどうしようもなく情けない人間なんだよね。 でも、こういう風に書いて他人にハッパかけることで、自分への追い込みにもなるから。 あと、そういう本当に優しい人が増えて欲しいと願うから、こんなこと書いちゃった。 許してあげてね。 森田童子を聴きたい人、いつでもどこでも何度でも音源あげます。
ビューティフル・ソングス~ココロ デ キク ウタ~ 売れてます。 心で聴く歌、だそうです。 それの対義語はなんでしょうか。 耳で聴く歌、でしょうか。 頭で聴く歌、でしょうか。 いや、選曲はそこまで悪くない。 むしろこのテのコンピものではかなり良い部類である。 何が悪いかっていうとね、ジャケからもわかるんだけど、気持ちいいこと目指してるのよ。 癒されちゃダメでしょ! いや、「癒し」が悪いんじゃなくて、「心で聴く歌」で癒されちゃダメでしょ! いや、選曲はホントに悪くないから、是非とも心でも頭でも聴いて欲しいんだけど、決して気持ち良い曲達ではないと思うのよ。 まぁ、Daniel PowterとかOasisが気持ちいいことは否定しないけど、JewelとかDamien Riceとかっていうのは気持ちいいことを目指してないから。 JETの曲なんて、裏切った人を断罪する曲ですよw ただ、何度も言うように選曲は悪くない。 James BluntやDaniel Powterの延長線上でなく、もっとちゃんと聴くならば、このコンピ盤は「洋楽」への導入としてはそこまで悪くない。 まぁ、曲のセレクトをした人も実はけっこう「わかっている」人なのだろう。w ただ、売り方としてこうならざるを得なかったということ。 結果的にこのCDが売れて(現に売れているが)、R.E.M.やDamien Riceの曲に多くの人が出会うなら、それは良いことなのではないかな。 ただ、あのNightswimmngは名曲ではあるものの、R.E.M.の中では異色の曲であり、あれがR.E.M.の本領というわけではないので、あしからず。 Betcha Bottom Dollar おまけで、最近見つけた良い音楽。↑ Corinne Bailey Raeとかを好きな人なら、どういうアプローチで彼女の音楽を聴いてるのかに関わらず、けっこういけると思う。 最近はThe Pipettesの登場とか、レトロな雰囲気を現代に蘇らせるような人たちが増えてるけど、これもそんな感じ。 The Pipettesの50年代〜'60年代を超えて、ほとんど民謡みたいな古さを感じさせる。 これ、いいじゃない。 We Are the Pipettes
まぁ、だいたいタイトルのとおりです。
俺が朝から晩までネット上で掘り出している無名なミュージシャン達をバンバン紹介していこう、というヒマ人と業界人にしか許されない企画です。 当たり前ですが、基本はインディーですね。 ただ、ネットで見てダウンロードしてるだけだと、インディーなのかメジャーなのか、あるいは国籍もわからないということもままあることなので、その辺は確信がありませんが。 まず最初のほうは、これからちょいとブレイクしそうな新人たちを紹介しようかと思っています。 Amber Clearlake それでは一発目にはClearlakeを紹介します。 このバンドはどうやらドミノの新人のようです。 そう、アークティックなどで今一番熱いドミノです。 そしてこれが期待に違わぬ「良いバンド」。 メロディーも書けるし、音もかっこいいし、エモーショナルだし。 ジャケの雰囲気もかっこいいよね。 これはたぶんけっこう来るんじゃないでしょうか。 売れそうな予感です。 Everything All the Time Band Of Horses 続いてはBand of Horses。 トラディショナルな雰囲気のなんとなく渋めの名前で、土臭いアメリカンに来るのかと思いきや、案外クリアな音とメロディーで綺麗めに迫ってきます。 あ、でも今聴いてたら、何やらどこかで聴いたようなトラディショナルなリフが。 こないだ紹介したMorning Runnerにけっこう似てるかなぁ〜、って感じだけど、あそこまでいきなり轟音でぶっ飛ばしてはこない感じ。 アメリカのバンドらしいけど、なんとなくイギリスっぽく感じるところもあったりで、けっこう洗練されてます。 最近かなりヘヴィロテです。 これもなんとなく売れそうな予感で。 Return to the Sea (Dig) Islands 目下のところ、私かなりハマっております、このIslandsです。 いきなり1曲目が9分もある大作で、メロディーがうねうねうねうねと曲がりくねって行きます。 まぁ、でもだからといってプログレみたいに大仰に偉そうにやるわけではなく、あくまでも自然な感じで。 その点ではMewみたいな感じかもしれません。 音は全然違いますが。 タイトルとかジャケとか長尺の曲とかから判断して、壮大なロックかなぁ〜、なんて思いながら聴いてたら、童謡みたいなメロがとか安っちいピコピコサウンドが出てきたりして、一筋縄ではいかないバンドです。 カナダ産のバンドで、元Unicornsのメンバーが中心になってるみたいですね。 まぁ、Unicornsって知りませんでしたけど。 Arcade FireとかWolf Paradeのメンバーもゲスト参加してるみたいで、また新たなるカナダ発の期待のバンドが、って感じですかね。 How to Save a Life The Fray けっこうエモっちいThe Fray。 俺はそこまで好きでもないんだけど、話題のJack's Manequin辺り好きな人にはいいんじゃないかぁ〜、って感じです。 ピアノ入ってるし。 あるサイトのインディー人気ランキングでトップだった。 キャッチーです。 Bright Idea Orson ってか、すでにちょっと売れてるOrson。 TOKIO HOT 100に入ってたから、けっこうメジャーなのかしら。 でも、そこで流れてた2番の曲以外は実はけっこう微妙なんじゃないかという噂が…。 まぁ、今流行りのダンスロックということで。 From the Cliffs Guillemots これはあんまり売れそうにないけど、俺的にけっこう好きなので挙げときます。 Guillemotsです。 ってか新人なのかどうかもよくわからんけど、このディスクは8曲も入ってるくせにEP扱いみたいね。 気の抜け具合はClap Your Hands Say Yeahと通じるところもあるけど、こっちのほうがどこかしら牧歌的な雰囲気が。 音はけっこう今風の音で、その点ではClap Your Handsよりもポップなのかな。 わけもなくなんか切ないよ、このアルバムは。 ってかClap Your Handsとは全然似てないです、はい。 じゃあ名前出すなよ、って感じだけどなんとなく思い起こしたから書いとかなきゃいけないかな、って思ったのです。 Bring It Back Mates of State 一聴してみて、なんじゃこの完成度の高さは!、と驚いてたら実は全然新人じゃなかった夫婦デュオのMates of State。 ジャケがキモいわりには、しかしなかなかどうしてホントによく出来てるじゃないのよこれは。 単純な構成のインストゥルメンタルで充分聴かせられるだけのメロディを奏でながら、その上にまた良い歌を乗っけていく、っていうこういうのってホントに俺のツボなんだよね。 バッドリーとかが大好きなのもそういうところだし、実はそういうのってなかなか得難かったりするんだよね。 というわけで、これも今のお気に入り盤であります。 You in Reverse Built to Spill こちらも実は全然新人じゃないどころか、インディーファンにはけっこうお馴染みのBuilt to Spillの新作。 これ、かなりいける。 Death Cab For Cutieみたいな、いかにもインディーなギターバンドが好きな人にはかなり来るんじゃないかな。 ホントに正統派って感じで、こういうのっていくらでもいそうなのになかなかいないから、是非とも聴いていただきたいバンドです。 Chemical City (Dig) Sam Roberts ほんでもってもういっちょ聴いていただきたいのがこれ、Sam Roberts。 これも、かなりいける。 これはバンド? ソロかな。 いや、たぶんバンド。 かっこいいよ。 カナディアンだけど、どこかしらブリティッシュな雰囲気も漂わせながらキャッチーな正統派ギターポップ。 The Subwaysとか好きな人にアピールするのかな。 Franz Ferdinandかな。 Fountain of Wayneかもしれないし、Weezerあたりかもしれないな。 あ、Nada Surfかな。 とにかく、ギターポップが好きな人に。 What the Toll Tells Two Gallants これはけっこう話題になってるから知ってる人も多いかもね。 ベースレスのデュオ。 ベースレスって言ったら、思い出すのは当然The White Stripesだけど、まぁ、近いっちゃ近い。 でも、それよりもKings of Leonとかのほうが近い感じがするかな。 アメリカントラディショナルな、土臭いロックです。 これはいいよ。 Kings of Leonもそうだったけど、新人のくせに可愛げがないのね。 はぁ〜、よくできてるねぇ〜、みたいな。 さて、長々と書いてきたけど、読んでてけっこうわかった人もいたのかしら。 ここに出てきたのを全部知ってる、っていう人はけっこうなマニアだね。 まぁ、この中からそのうちEditorsとかThe Kooksみたいにブレイクするバンドも出るんじゃないか、ということで。 ホントはもっといっぱい書きたいのがあったんだけど、さすがに多すぎるだろうということで、残りはまた次回ということにしましょう。 まぁ、正統派のバンド系は今回ほぼ全部書いたから、次回はもっとローカルでローファイなSSWとかを中心に。
え〜、近頃やたらとシンガー・ソング・ライター(SSW)を聴いている俺なので、ここでちょいと特集を。 一口にSSWって言ってもいろいろあるから、俺は最近こんなん聴いてるのよ〜、みたいな感じで。 1人ずつ記事を分けようかとも思ったんだけど、それだとうっとうしいので一つの記事にまとめちゃいます。 O で、まずはこのDamien Rice。 いやぁ〜、ヤッバイね、これは。 まず曲がよく書ける。 それにアレンジが上手い具合にマッチして、風景やエモーションを見事に描き出してる。 これはテンション落ちます。 派手さは全くないんだけど、聴けば聴くほど深みを増してく。 こういうタイプのSSWって、初聴だとイマイチこないんだけど、何回も聴いてるとどんどん味わい深くなるよね。 近頃俺がハマってるのはこういうものです。 Heartbreaker Damien Riceに少し似てるけど、それよりもちょっとアメリカンで、もうちょっと単純で聴き手に近しい感じを受けるのが、Ryan Adamsの1stアルバム。 まぁ、この人はもうかなりエスタブリッシュされたミュージシャンで、次代を担うミュージシャンになるのではないか、なんて期待されたりもしますが、本人はそんなことには全く無関心のようで、恐ろしいムラッ気の持ち主でもあります。 去年のフジロックでは、半分まで演奏して帰っちゃったそうですし。 まぁそれもひとえに、自分に正直なだけ、ということでしょう。 そういう彼だからこそこんなに良い音楽を生み出せるのでしょうし。 だから『Cold Roses』のライナーノーツで、Ryanのそういうところを批判していた人は、ホントに彼のファンなのかってことを疑ってしまいました。 XO そのRyan AdamsやRon Sexsmithなんかと同じ文脈で語られることが多いのが、このElliott Smith。 亡くなったから美化するわけではなく、これほどまでのソングライターはなかなかいない。 内省的でありながら、広い世界観を感じさせるような。 ただ、個人的な好みの話なのだが、音の感触がちょっと息苦しく感じることもある。 Both Sides of the Gun 続きましては、ここで少し指向が変わりまして、最新作が激ヤバなBen Harper。 はっきり言って、これはマジで超良すぎ。 ディスク1ではフォーキーに弾き語って聴かせてくれて、ディスク2では極上のブルースをガンガンに聴かせてくれる。 やっぱりロックンロールの基本はブルースなんだなぁ、なんて感じ入っちゃったり。 鉄壁のアルバムであります。 The Greatest Cat Power。 最初はこの名前のせいで敬遠してました。 でも聴いてみると、まぁ上質なアメリカンフォークって感じ。 アメリカ南部に脈々と流れてきた音楽を、うまく受け継いでる良いミュージシャンです。 ちなみにこのアルバムはベストアルバムではありません。 I’m Wide Awake,It’s Morning トラディショナルなものを基本に据えながらも、古臭いどころか間違いなく「今」の音。 Bright Eyesのコーナー・オパーストはそんな音を現代に響かせる男です。 良い曲を書いて、それをエモーショナルに響かせる。 単純なようで難しいことでしょう。 そして、彼の声が良い。 これを初めて聴いた人には好き嫌いわかれると思うんですが、慣れてくるとすっごい情感たっぷりの良い声に聞こえてくる。 俺も最初は気持ち悪かったです。 Blinking Lights and Other Revelations はい、これはみなさん聴きなさい。 Eelsです。 Eです。 音はちょっとBadly Drawn Boyに似てるかな。 これはEが「死」と向き合って作った作品だそうです。 まぁ、それがなんでこんなに暖かく優しい作品になるのか。 あるいはそれだからこそ、こんなに暖かく優しい作品になるのか。 やはり、慈しみというものは、悲しみを知る人にこそやどるものなのか。 俺は最近、自分の命がもう長くないのではないか、という不安にとらわれることがあります。 というよりも、誰に関しても明日の保証はないのです。 それなら俺は今何をすべきなのか、何をしたいのか、何が欲しいのか。 「日常」というものに流されると忘れてしまいがちな視点ですが、時には立ち止まって考えてみることも必要なのではないかと思います。 俺なりの最近の意見を言うと、「死」というものは「生」の終着点としてそこで待っているのではなく、常に「生」の傍らを一緒に歩んでいるのではないかと思うのです。 あるいは、「生」を道に例えるならば、「死」はその両脇を取り囲むものなのではないかと。 いつどこで「死」の側に踏み込むかわからない。 つまり、「死」とは常に俺たちの傍らにあるのではないかと思うのです。 普段は見えない、あるいは見えないふりをしているけど。 その中で生きている生命は、途方もない奇跡に思えたりもします。 ついつい語ってしまいました。 Sun, Sun, Sun まだまだ書きたいミュージシャンはいっぱいいるけど、今日はとりあえずこの人たちで終わりにします。 ってかBright Eyes以降は一応バンドなので、SSWとは呼べないかもしれませんが、まぁそれに準ずる人たちです。 このThe Electedもバンドですが、上記の2つと同じくフロントマンの存在によって成り立っているバンドではないかと思います。 あまりメジャーではないけど、かなりよくできてると思います。 時間がないのでだんだんいい加減になりましたが、以上SSW特集でした。
All That You Can't Leave Behind U2 今日バイトでミスった(らしい)。 引継ぎ作業したら、千円足んなかった。 まぁ、誰のせいかはわからないけど、今日は基本的に俺がレジ打ってたからほぼ確実に俺のせいだろう。 けっこうへこんだ。 オススメのアルバムを教えてくれ、と言われることが多いのでいくつか書こうと思い、けっこう考えてたんだけど、まぁ数ある中でもロック聴くならまずはU2聴かなきゃ、というわけでU2です。 『War』とか『The Joshua Tree』とかU2の名作はいっぱいあるけど、初めて聴くならこの『All That You Can't Leave Behind』か、最新作の『How to Dismantle an Atomic Bomb』でしょう。(タイトル長い…) '90年代U2は『Achtung Baby』、『Zooropa』、『Pop』の実験的三部作を作り、その後の2000年に出されたのが『All That You Can't Leave Behind』である。 一流バンドがいろんな実験の後に、それらの実験を全部ひっくるめて踏まえた上で、原点回帰的な作品を作ると、これはたいてい傑作になる、というのが世の相場であります。 このアルバムもそのご多分に漏れず、いろんなジャンルの要素が合わさっていながらも、それでいてシンプルで曲の核にあるものがさっぱり隠れていないという、つまり非の打ち所の無いような全くの傑作になっております。 俺がこのアルバムを初めて聴いたのは1年とちょっと前。 Coldplayに出会い、音楽とはつまりそこに内包されるメッセージとエモーションだ、というような考えを持っていた時期であります。 まぁ、今でもその考えは大筋でそのままですが。 そんな時にU2のこのアルバムを聴いて、多大なる感動と深い感銘を覚えたことをよく記憶しております。 このアルバムは、実にポジティブなものです。 というと、このことにみなさんがどのようなイメージを持つか知りませんが、世間一般でいうような安易なポジティブを求めるなら、このアルバムは違います。 そんな人はKANや大事MANブラザーズ、あるいはEXILEやAqua Timezでも聴いてて下さい。 以前にも書きましたが、俺が求めるポジティブソングとは人生の厳しさや自分の卑小さなどを聴き手に包み隠さずありのままに見せて、その上で、だからこそ見えるようなほんの一筋の儚い光を、さりげなく押しつけがましくなくそっと見せてくれるような、そういう曲です。(この部分は前に書いた記事からそのまま引用しました) そして、そこにはまたU2が言うからこその重み、というものもあります。 人生に迷った時や、深い悩みに捕らわれた時などにこのアルバムを聴くと、もしかしたらほんのわずかな光を見ることができるかもしれません。 もちろん見えないかもしれませんが。 しかし、わずかでもその可能性は秘めたアルバムだと思います。 そしてそんなアルバムは貴重です。 「Beautiful Day」、「Stuck in a Moment You Can't Get Out Of」、「Elevation」、「Walk On」、「Kite」、「In a Little While」など、曲名を並べるだけでちょっと素敵でしょ。 そして、これは洋楽初心者にも入りやすいアルバムだと思います。 率直に「歌」を伝えてくるから。 俺はこれを聴いた時はまだそんなに洋楽に染まってなかったけど、それでもグッときたし。 まぁ、もちろん初聴でいきなりくるかどうかはわかんないけど。 何度も聴く価値はあると思うし、何度も聴くことによって味わいを増す作品でもあると思います。 あ、1回ぐらいは歌詞をちゃんと見ながら聴いてね。 まぁ、聞き取りが完全にできる人は別にいいけど。
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